セッション7「Internet Explorerの開発・フィードバックプロセスと、業界標準への取り組みについて」

このセッションの目的

IEとの付き合い方を知る
  • 開発サイクル
  • ベータプログラミング
  • IEのモヤモヤはこのタイミングで
IEをもっと信頼できるブラウザにするために
  • 信頼できるブラウザで一番重要なのは?
  • どんなフィードバック方法が有る?

日本語版ベータプログラムの異議

実施の有無
  • 市場規模に沿って、日本語版が無い場合がある
  • 日本語版のプログラムが有る場合は常に英語版と連動
  • 実施希望と評価フィードバックが有れば実現のための働きかけも可能
日本語版が優先される理由
  • 市場が評価されている
  • 2バイト圏唯一のベータプログラム
  • ローカルアプリケーションがある
日本語版の体制について
  • 日本に Windows Div が存在することで、US開発チームへ積極的にアプローチできる

現在のフィードバックフレームワーク

製品開発チーム主催
  • Technical Beta Program(クローズド)
    • 開発チームにダイレクトにレポート
TechNet/MSDN主催
  • TechNet Plus/MSDN会員向けCTPプログラム(オープン)
    • 主に情報収集が目的
マーケティング主催
  • Customer Preview Program(オープン)
    • 主に情報発信とReadiness(準備)を高めることが目的

Technical Beta Program とは

目的
  • 製品品質の向上のため、フィードバックを収集し、反映させた後製品出荷するのが目的
開発部隊が主体となって実施
  • 日本の開発チームによる日本語での対応
    • 原則としてベストエフォートな対応
メリット
  • 最新の情報を入手できる
  • 計画的に参加し、評価期間を確保することが可能

製品開発サイクルと評価のポイント

英語版のベータでも他言語に対応
  • 英語でも機能は共通
  • 日本語環境での動作・テスト可能
各リリースの段階でbug barが設定される
  • 遅れるほど重要問題しか守成されない
  • 修正されなかった問題は技術情報/リリースノート/回避策を提供、そのご修正モジュールとして公開

次のIEの評価は・・・

現在プラン中
  • 今までのフィードバックの確認
  • ベータの前にXHTML/CSSなどWeb標準に対する日本からのフィードバックEscalation Pathの確保
  • ベータセミナー(新機能のレビュー)
  • Technical Beta Programで!

今後の取り組みについて

日本の市場に合った製品は、日本の市場に合った効果的なフィードバックフレームワークから
マイクロソフトからの提案と質問

まとめ

  • 日本にはWindows開発統括部がある
  • フィードバックは開発主催のTechnical Beta Programで
  • IEに対する要望は早期フィードバックプログラムを通じてbetaまでに
  • BugはTechBetaを通じてRCまでに
  • もっとデベロッパ/デザイナのと意見交換できる場を設ける

memo

  • IE7Vistaではユーザ権限が低く、アプリケーションの操作をするのにadmin権限にしなければならない