特別セッション「W3C のこと、本当にご存知ですか?」

World Wide Web Consortuiumとは

  • 438組織が参加
  • 3つのホスト組織が運営

Web誕生

  • 1990年Web誕生
  • ティム氏がスイスCERN内の情報の管理のための提案
  • ハイパーテキスト+インターネット=Web

W3C設立

  • 1994年W3C設立
    • MITのコンソーシアムとして
    • Webの可能性に着目
    • X Consortiumの次として出発
  • IETFではWebを標準化できない
    • HTTPはIETFと協力し標準化
  • 1996年に慶応義塾大学にホスト組織を設置
    • 日本企業の意見を取り入れる
    • アジア言語の取り扱い
  • 技術者を3カ所に配置

W3Cの役割

  • Webの標準化
  • 正しいWebの普及・啓蒙活動
  • Webの可能性と将来を示す

Webの標準化

  • ブラウザベンダ
  • サーバベンダ
  • サイト構築者
  • アプリケーション制作者
  • デザイナ
  • ユーザ

これらのプレイヤが標準化することにより、

標準化

  • 寄せ集めではいけない
    • 多数派意見が良いとは限らない
  • 設計思想が重要
    • URIの不変性
  • 急激な変化は避ける
    • 最小限の必要な機能から始める

標準化プロセス

  • Working Draft(草案)
  • Last Call Working Draft
  • Canditate Recommendation
  • Proposed Recommendation
  • Recommendation(勧告)

ACによる投票後、Directorによって正式勧告すべきか判断される

標準化団体の比較

  • ISO
  • IETF
  • W3C
    • 組織がコンソーシアムに参加し標準化
    • 専任の技術スタッフを持つ
    • 学術組織が統括

普及・啓蒙

  • 文法的に正しくないWebページが氾濫
    • Validatorなどのチェックツールを公開
    • 標準化しただけでは使われない
  • 文法的に正しいだけではだめ
    • 設計思想に

WAI

Webの可能性と将来を示す

  • 誰でもが使えるWeb
  • すべての機器でWebを利用
  • 知識ベースとしてのWeb
  • 信用と信頼の確立

W3Cとユーザコミュニティ