セッション2「名前のウェブとXHTML文書のプロファイル」

情報をうまく伝えるためには

  • 明晰な論理と文書
  • 分かりやすい情報の形
  • お互いに理解できる名前

機械情報を介した情報のコード化と再構築

  • 社会情報から機械情報に、そしたまた社会情報へ
    • 社会情報の共有のため、名前が重要になる

名前のウェブ

  • 名前のウェブ=社会情報の空間は様々な名前によって意味の織物が構成される
  • ウェブ標準=WWW層における、社会情報を適切に伝えるための規範
  • 主語・述語・目的語の3セット(トリプル)を考えることができる

ウェブ文書の名前の表現法

グローバル名
文書ツリーの要素の名前
任意の名前
  • class属性値・未定義のrel属性値
    • class属性値は任意の名前なので、一般では通じる名前ではない
  • meta要素のname属性値

仕様等の共通了解のある名前

コミュニティや個人レベルの名前

  • 常識や汎用アプリケーションの名前を借用
なぜXHTMLにfn要素がないのか
  • あらゆる役割を要素定義するのは不可能
  • 最小限の共通部分をグローバルな要素を定義し、class属性等で個別の役割の細分化
The simpler, the better
  • 表現したい文書構造も人によって異なる
  • シンプルな基本+拡張機能の方が柔軟で互換性が高い
  • 簡単に記述できることが普及の要因

XHTML文書のプロファイル

XHTMLのprofile属性
  • head要素にメタデータのプロパティと適正な値を定義するもの
    • 自身でメタデータを定義し、それに沿ったHTML文書を記述する

XML文書に用いられる名前を変換し、RDFとして抽出

  • XSLTを用いてローカル語彙からRDFを取り出すGRDDLが勧告候補になっている
  • ローカル名fnをグローバル名vcard:fnに変換

共有プロファイルを使おう

現在の技術で名前共有を実現
  • 未来の規格ではなく、XHTML1の範囲で完全対応
  • コミュニティ内で名前を独自にコントロールができ、かつ外に副作用を及ぼさない
  • CSS/DOMなど現在の技術がそのまま対応できる
プロファイルによる名前共有の手段
  • コミュニティの名前を煙管する共有XSLTを用意する
  • 共有プロファイル経由でXSLTで呼び出す(GRDDL)
  • コミュニティの名前がグローバルなRDF
metaprofを使って自分のXHTMLのデータをグローバル化しよう

以降メモ書きしようにも理解できない範囲に。。。

リンクするデータ

目的語としての名前
  • href属性からはURIとしての目的語を抽出できる
  • 説明的なフレーズならリテラル目的語
リンク可能なデータとしての目的語
  • ハイパーリンクーウェブの成功の鍵、リンクされたデータが「データのウェブ」をつくる。
  • リンク可能な名前は、いつでもどこでも

リンク可能なデータとしてのキーワード

Wikipediaを概念のURIとして使えないのか?

まとめ

情報を伝える媒介として名前が重要
ローカルな名前はプロファイルでグローバル化してRDFグラフに
データをできるだけリンク可能にする